人気作家７人からの難題に、あなたは解答をだせますか？珠玉の犯人当てミステリ。問題編と解答編が分かれているいわゆる犯人当てアンソロジー。　うーん、ミステリの内容に関しては正直前に読んだ「気分は名探偵」のほうがよかったかなぁ。結構偶然を元に解答がたてられているので、本気で当てに行くにはちょっと不満が残りますね。いわゆる余詰めの推理もありえるわけで、純粋にミステリとして楽しむのがよいかと。なかでも見事なトリックだったのが法月綸太郎の「ゼウスの息子たち」。だまされるー。

==================================

【目次】

蚊取湖殺人事件（泡坂妻夫）／お弁当ぐるぐる（西澤保彦）／大きな森の小さな密室（小林泰三）／ヘリオスの神像（麻耶雄嵩）／ゼウスの息子たち（法月綸太郎）／読者よ欺かれておくれ（芦辺拓）／左手でバーベキュー（霞流一）

==================================

【キーワード】

短編集／アンソロジー／ミステリ／ミステリーズ！／犯人当て／殺人／フーダニット／ハウダニット／密室殺人／スキー場／凍った湖／弁当／手形／ヘリオス／カストル／ポルックス／ふたご／ミステリに出てくるような〈館〉風ペンシオン／ガラス細工／ティディベアオタク