『上村一夫 ビブリオテーク』シリーズ第1弾!

時に昭和50年。

エロスの理想郷に咲いた禁断の大輪、「悪の華」! 400年の昔より、日の本の歴史を華の力を以て操る華道・黒髪流。

その当代宗家、猟奇の帝王・花矢木蘭之助の一生を描く悪魔の問題作。

紡ぐは「しなの川」「夢師アリス」等、数々の名作を世に送り出した

作：岡崎英生、画：上村一夫の黄金コンビ!

女装緊縛隠蔽美女収集媚薬犬妻監禁毒草切腹! そして、ただのエロとグロだけでは終わらない。情念!

百花繚乱の一大猟奇地獄絵巻。

初出より37年、けいせい出版発行の全3巻より32年の時を経て

今、ここに完全版にて待望の復刻!

背徳の黒髪流華道奥義を刮目せよ!

初出『漫画エロトピア』 (発行：ベストセラーズKK) 、1975年 (昭和50年) 1月2日号～12月18日号掲載。 岡崎英生・上村一夫の問題作にして代表作がここに復活。 1980年 (昭和55年) に一度、けいせい出版によって全3巻として単行本かされて以来の復刻となります。

雑誌掲載時には2色刷りで掲載されていた部分における色調の変化等、かつての単行本では割愛され、よって画面に本来の深みが失われていた箇所も原稿に残された指示を元に、モノクロの誌面ではありますが、でき得る限り再現し、またトリミングされていた一部の箇所を復元・完全収録とした初の刊行となります。

巻末には原作者・岡崎英生氏による回想「『悪の華』のころ」、劇画研究家・森田敏也氏による「解題」を収録し、時代の空気や背景をも封入した、価値ある一冊と自信を持ってお奨めできる内容です。